生理前に性欲が高まるのはなぜ？セックス・オナニーしても大丈夫なのか解説します

この記事では、「生理前にセックス・オナニーをしても問題ないのか」という点を中心に、注意点なども含めて解説します。生理前に性欲が高まる理由についても解説するので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

また、生理前にセックス・オナニーをするメリットについても解説しています。注意点やメリットを知って、パートナーにも安心してもらいましょう。

生理前に性欲が高まる理由は？

生理前に性欲が高まる理由は、男性ホルモンの増加によるためとされています。生理前は女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に男性ホルモンの割合が増加します。

男性ホルモン（主にテストステロン）は性欲を高めるといわれるホルモンです。そのため、生理前の女性は性に対する欲求が強まる傾向にあります。

一方、生理前はイライラする、体がだるくなるなど、心身への不調をきたす人もいます。生理前の症状は人それぞれなので、一概に性欲のみが高まるというわけではありません。

生理前の性欲が高まったタイミングでのセックスは問題ありません。ただし、妊娠の可能性や出血などのリスクがありますので注意しましょう。これらの注意点については後述する「生理前にセックス・オナニーする際の3つの注意点」でも詳しく解説しています。

パートナーと安心してセックスするためにも、生理前の注意点は十分に把握しておいてくださいね。

生理前のセックス・オナニーには2つのメリットがあります。自分の心身だけでなく、パートナーに対するメリットも含まれています。

生理前のセックスやオナニーで、PMSで起こるイライラが和らぐ効果を期待できます。PMSとは、生理前に起こる心身へのさまざまな症状です。この症状の中には精神的な苛立ちも含まれていますが、セックスやオナニーによって和らぐ可能性があります。

セックスやオナニーで快感が得られると、副交感神経が優位に働きます。副交感神経とは、体がリラックスしているときの運動をつかさどる神経のため、セックスやオナニーにはイライラを落ち着かせて、心身のリラックスを促す効果を期待できるのです。

生理前であれば、生理中にはできないセックスやオナニーができます。生理中のセックス・オナニーは生理痛の原因にもなりかねないため、行為自体が難しいです。一方、生理前であれば、激しいセックスやオナニーでない限り、リスクを抑えられます。

生理前にセックスやオナニーをしておくことで、生理中に高まるムラムラも抑えられるかもしれません。

生理前にセックスやオナニーをするときには、ここから解説する3つの注意点に気をつけましょう。少しでもリスクを減らして、安心・安全に楽しんでみてくださいね。

生理前のセックスは、妊娠のリスクが少ないといわれています。排卵日前後（生理予定日の約14日前）のセックスは妊娠しやすく、生理前はこの期間に該当していないので、いわゆる「安全日」と呼ばれています。

しかし、必ずしも妊娠しないわけではありません。受精能力のある精子が子宮内で生きていた場合、次の排卵日に受精し、妊娠する可能性があります。避妊を考えている人は、コンドームなどの避妊具を利用しましょう。

生理中も含め、生理前は子宮内部が傷つきやすくなっている可能性があるので注意しなければなりません。

生理は子宮内膜が剥がれ落ちる状態です。そのため、普段の状態よりも傷つきやすく、セックスによる深い挿入で出血する可能性があります。

したがって、生理前は激しいセックスを控えて、出血のリスクを抑えるようにするのがおすすめです。

セックスやオナニー中に出血した場合は、行為をすぐに中断しましょう。

＜生理前のセックス・オナニーで出血する原因＞

「②傷つきやすくなっている場合がある」でも解説したように、生理前・生理中は子宮内部が傷つきやすい状態です。そのため、出血だけでなく、感染症などのリスクも高いです。出血した際は行為を中断し、出血が止まらない場合は病院で診察を受けてくださいね。

生理前は相対的に男性ホルモンの割合が増えるため、性欲が高まりやすくなっています。生理前のセックス自体は問題ありませんが、注意点についても理解しておくことが大切です。「生理前にセックス・オナニーする際の3つの注意点」でも解説しているので、不安な人はチェックしておいてくださいね。

また、生理前に性欲が高まっている人には性感マッサージもおすすめです。マッサージによる快感やリラックス効果を得られるので、性欲を抑えられる可能性がありますよ。